またまたご無沙汰をしてしまいました。ザルツブルグで足踏みですね。明けて15日は、ザルツブルグの駅からまた列車に乗って、西南へ走ります。窓の外は真っ白の雪景色、クリスマスツリーにしたい木が次から次へと出てきます。かと思うと、農地を真っ白に覆う雪、所々に、農具を入れるような小屋がポツンポツンとあります。私は目を凝らして窓の外を見ています。そして、見つけました。ここです! 真っ白の大地にポツンと農具小屋、この風景、出てきましたよね。チェハ?クリス?に相手にしてもらえずにウニョンがブツブツ言いながら、窓の外を見たり、窓ガラスに息を吹きかけて、ニコニコマークを書いてみたりしていた時。この景色を探すために、ジッと窓外を見ていた私です。そして、着いた駅は、インスブルック、スキーやジャンプのメッカです。冬季オリンピックも2回開かれました。駅前には、このマーク、何の案内か判りますか?ウニョンの旅行の目的地、そして、ハッと気が着いたチェハが、ハルシュタットの緑の家の前から、イナも、フィリップも置き去りにして車で駆けつけた所です。正式名は「ワッテンスのクリスタルヴェルテン」私たちには「クリスタルミュージアム」です。この看板の所からバスが出ます。30分ほどで着きました。大きな美女の描かれた建物はクリスタルグラスで有名なスワロフスキーの会社です。増築工事が盛んに行われています。この柵の左の方がマイカーの駐車場です。そこに車を滑り込ませたチェハは、大股で、トヨンさんのような走り方で、ミュージアムに飛び込みました~~ミュージアムの入り口は、そうです。ジャイアンが待っています。雪は殆どありませんが、寒いです。口から吐く水も流れ落ちる前に凍ってます。本当にブルブルです。口から入るのではなく、私の後ろにポッカリ空いたトンネルが入口です。入り口を入ると、チェハが駆け抜けたクリスタルの文字が一杯書いてあるトンネルです。なかは、13のミュージアムに別れていて、夫々に著名な作家が作品を発表しています。やはり、一番感動したのは「クリスタルドーム」です。590枚の鏡で覆われたドームです。チェハもこの中で次々と変わる万華鏡の色に、茫然としていました。名前も「万華鏡の間」です。刻々と万華鏡の色が変ります。なかなかカメラに納めるのは難しいです。そして、その刻々と変わる色、光に輝くクリスタルに取り囲まれていると、ちょっとふわふわ、夢の中のような感じがします。チェハも思考を失ったように、なすがままという様な姿をしていましたね。 私はとうとう蹲ってしまいましたよ。 2に続きます。