最愛の娘セボムを突然交通事故で失ったチャヌパパは、まだそのことを受け入れることが出来ません。そして、どうかしてしまったように、セボムとの大切な思い出の梯子姫を抱いて、寝ています。事故のショックで心臓が弱っていたお父さんが退院してきました。しかしチャヌさんが家に居ません。驚いて、病院から付き添ってきた秘書が探しに行くことにしました。妻の病室の前でぼんやちと座っているチャヌを発見、どうして入らないのですか?チャヌさんは、まだ妻は前と同じ状態ですか?まだ辛い哀しいことは知らないままで寝ているのですか、と聞きます。こんな辛い思いは僕一人が負えば良い、と、あくまで優しい夫、です。秘書に付き添われて、家に帰ってきたチャヌさん、お父さんは、駆け寄って、抱き寄せ、涙します。しかし、事実を知っているお父さんの涙は、また少し違うのではと思います。部屋のベッドでまたうとうとと、セボムを思っています。アメリカへ発つ前にセボムが行かないで、と、泣いたことを思いだし、また号泣するチャヌパパでした。私も涙になりました。ベッドで思いにふけるチャヌです。 続く