セボムのお葬式が終わり、納骨の場面になっています。まだ放心状態のチャヌパパです。係の手で、お骨が納められ、遺影が飾られ、かろうじて、立っていたチャヌさんは、一歩踏み出しましたが頽れてしまいそうになり、女性に支えられて、踏みとどまることが出来ました。納められた写真を見て、一つ一つ取り出して、骨壺を抱きました。大丈夫だよ、お父さんはここにいつも居るからね、とセボムに話しかけます。こうして、集めた写真を並べているだけで、涙になります。5枚目の写真のトヨンさんのお顔、何とも虚ろなお顔、セボムを亡くして呆然となった様がとてもよく表れています。父親となったトヨンさんが演じる最初のドラマ、本当に凄いなと、思いながら見ていました。家に帰ってきました。居間のソファーに座っていたのは、梯子姫。義兄はお手伝いさんを呼んで、早く始末をしておかなくては、と怒りましたが、それより早く、チャヌさんは、梯子姫を手に取りました。これはセボムと、自分の大事な人形です。抱きしめて、二階へあがりました。そこには、セボムとお話をする時に座っていた椅子がおいてあります。椅子を見ては、セボムと話したことを思い出して、堪らなくなって梯子姫をだいて泣き崩れるチャヌパパでした。それを見ている私も、涙になりました。 その2へ続く